歯科でも対応している?ヒアルロン酸注射や歯科ボトックス注射とは
みなさんこんにちは。
函南町の歯医者【ルピア歯科医院】です。
加齢によって、歯ぐきの退縮、ほうれい線など口周りの見た目が気になることも少なくありません。
歯ぐきの退縮は歯周病が改善すると、落ち着く傾向になりますが、下がってしまった歯ぐきを元通りにすることは難しくなります。
そんな時に、ヒアルロン酸注射で改善が見込める場合があります。
そこで今回は、歯科で対応しているヒアルロン酸注射についてご紹介します。
ヒアルロン酸の成分とは?
ヒアルロン酸は、皮膚や目、関節などの体内の中にある成分です。
保湿性の高いゼリー状の物質で、1gで2~6ℓもの保湿・保水成分があります。
ヒアルロン酸は身体のあらゆる細胞に潤いを届ける役割があり、水分と混ざることで弾性が増えます。
そのため、粘度が高くなり、水分を保持しやすくなります。
また、細胞がゆがんでも元に戻ろうとする働きがあります。
これらの働きがあるため、皮膚や骨に重要な役割を果たします。
・皮膚
ヒアルロン酸は皮膚の水分を保持する役割を担っており、肌の調子を整えます。
ヒアルロン酸が少なくなってしまうと、表皮が乾燥して、ハリが失われます。
また、皮膚のキメも崩れてしまうため、シワ、たるみ、毛穴が目立つなどの肌の老化につながりやすくなります。
・関節
関節がスムーズに動くためにも、ヒアルロン酸が大切な役割をしています。
人の体内には、多くの関節が存在しており、クッションとしての機能があります。
ヒアルロン酸が少なくなると、関節に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
このように、ヒアルロン酸は人間にとって必要な存在ですが、20代をピークに少しずつ減少します。
さらに、40代になると、急速に減少して、60代になると20代の半分程度まで減ってしまいます。
美容のイメージが強いヒアルロン酸ですが、健康のためにもヒアルロン酸を補うことをお勧めします。
お口周りのヒアルロン酸の効果
ヒアルロン酸は、水分を保持して、細胞のハリを保つ大切な働きをしますが、ヒアルロン酸注射をすることで、ハリを保ちやすくなります。
口周りでは、歯ぐきに注射することで、「繊維芽細胞」が活性化されて、歯ぐきが痩せにくい効果が期待できます。
歯ぐきが退縮するのを防ぐことで、「知覚過敏」「歯周病」などの予防ができます。
ブラックトライアングル
ブラックトライアングルとは、歯ぐきが下がって、三角のすき間ができている状態です。
加齢などで起こりやすく、歯周病が悪化している方にも見られます。
歯と歯の間にすき間ができるので、食べ物が挟まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
また、見た目も気になる場合が多く、改善した方がよい症状です。
この部分にヒアルロン酸を注入することで、ブラックトライアングルを小さくできます。
歯科のヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸の注射は美容医療のイメージがあるのではないでしょうか。
歯科では、お口周りの「歯ぐき」「頬」「唇」「顎周り」の領域が対象になり、口周りのバランスや筋肉を考慮した施術が必要です。
・歯ぐきの退縮の改善
・ほうれい線の改善
・リップラインの改善
などに効果が期待できます。
ヒアルロン酸注射の流れ
STEP1 カウンセリング
ヒアルロン酸の注射の前には、必ずカウンセリングを受けていただき、今の状態やお悩みをお伺いします。
ヒアルロン酸の施術は、どの程度の量を注入するかによって仕上がりが異なります。
患者さまのゴールと同じところを目指して、カウンセリングさせていただきます。
また、ヒアルロン酸についての疑問や不安なども解消していただいてから施術をスタートしますので、お気軽のご相談ください。
施術前にメリットだけでなく、デメリットのお話もさせていただいた上で施術を検討していただきます。
STEP2 ユニットでヒアルロン酸の注入
ヒアルロン酸の注入前に、必要に応じて表面麻酔のお薬を塗布することがあります。
その後、ヒアルロン酸を注入します。
※術後はマッサージなどせずに、患部にはふれないようにしましょう。
ヒアルロン酸注射のメリット
・施術後の腫れや痛みが少ない
ヒアルロン酸を注射するだけなので、注射の針が入る痛みを感じることはありますが、施術後の痛みや腫れが少ないです。
・気になる部分を集中的に施術できる
ヒアルロン酸は化粧品や食品にも含まれていますが、気になる部分に集中的に効かせることはできません。
ヒアルロン酸注射の場合には、ピンポイントで気になる所を施術することができ、効果を実感しやすくなります。
ヒアルロン酸注射の留意点
・施術後の内出血
施術に関して、ほとんど症状が出ないことが多いですが、まれに内出血が起きる可能性があります。
・ヒアルロン酸注射が難しい方
妊娠中・授乳中の方
妊娠中は赤ちゃんのために薬なども控えた方がよい時期です。
妊娠中・授乳中は安全性が確認されていませんので、この時期を避けていただています。
・ヒアルロン酸注射が検討される方
糖尿病の方、自己免疫疾患の方、抗凝固薬を服用している方はヒアルロン酸注射をしない方がよいケースもありますので、あらかじめご相談ください。
歯科ボトックス注射
就寝中は、気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりをしている場合があります。
無意識なので、自分で改善することが難しく、歯のすり減りや顎関節症などを引き起こしてしまうこともあります。
歯の食いしばりの緩和に、歯科ボトックス注射を使用する場合があります。
美容領域では広く使われているボトックス注射ですが、歯科の領域でも負担を緩和する目的で使用するケースがあります。
・ボトックス注射とは?
ボトックス注射は、ボツリヌス菌から抽出された成分で、筋肉に働きを緩やかにする効果が期待できます。
食いしばりや歯ぎしりなどが原因の顎関節症の治療目的で使用されます。
咬筋の働きを弱めることで、歯ぎしりや食いしばりの緩和を期待します。
その結果、顎関節症の負担も軽減できます。
お口周りのお悩みはルピア歯科医院へ
加齢や歯周病によって、歯ぐきの退縮を感じる方も多いですが、ヒアルロン酸注射の施術で、見た目や症状が改善される場合があります。
また、歯ぎしりや食いしばりの症状には、ボトックス注射で顎への負担を軽減します。
お口周りのハリや見た目の改善にも効果が期待できますので、お口周りのお悩みに関してもルピア歯科医院へお気軽にご相談ください。
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