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マウスピース矯正とワイヤー矯正は何が違うの？その特徴を比較

みなさんこんにちは。

函南町の歯医者【ルピア歯科医院】です。

 

矯正治療を検討する際、多くの方が迷うのが

「マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらが自分に合っているの？」

という点ではないでしょうか。

 

近年は、透明で取り外しができるマウスピース矯正の選択肢もあり、

「目立ちにくい矯正がしたい」

「人前に出る仕事でも矯正装置を気にせず続けたい」

といったニーズから選ばれる方もいます。

一方で、ワイヤー矯正は長い歴史を持つスタンダードな治療法のため、複雑な歯並びにも対応しやすい点が魅力です。

そこで今回は、2つの治療法の違いや特徴、それぞれが向いているケースを比較し、患者さまにより良い矯正方法を選ぶためのポイントをお伝えします。

 

マウスピース矯正とは？透明で取り外し可能な矯正方法

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して、段階的に形の違うマウスピースへ交換しながら歯を理想的な位置へ動かしていく治療方法です。

矯正装置の見た目の自然さと取り外しできる利便性から、選ばれる方が増えています。

 

【特徴】

・透明で薄いため、目立ちにくい

・取り外しができて、今まで通り清掃しやすく衛生的

・食事・歯磨きが普段通り行える

・ワイヤー矯正より痛みが少ない傾向がある

・3Dシミュレーションで治療の過程を可視化できるため、治療をイメージしやすい

 

【メリット】

 

食事の自由度が高い

食事前に外すだけで、麺類・お肉・野菜など、矯正前と同じように食事を楽しむことができます。

 

自然な見た目で気づかれにくい

透明のマウスピースのため、写真撮影や人と接する仕事の方でも安心して矯正を始めやすい方法です。

 

口内トラブルが起こりにくい

お口にぴったり合ったマウスピースを使用するため、矯正装置が頬や唇に当たって傷つく心配が少なく、装置の違和感も比較的軽度です。

 

【注意点・デメリット】

・装着時間（1日20〜22時間）が守れないと、治療計画通りの効果が出にくい

・重度の乱れなど、歯並びの症状によっては、適応外となるケースがある

・取り外せるメリットはあるが、紛失や破損のリスクがある

 

ワイヤー矯正とは？幅広い症例に対応しやすい矯正治療

ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という小さな装置をつけて、そこにワイヤーを通して持続的な力を加えることで歯を動かしていく治療方法です。

矯正治療の中でも長い歴史を持ち、さまざまな症例に対応しやすいスタンダードな矯正法といわれています。

 

【特徴】

 

・幅広い歯並び・噛み合わせに対応しやすい

・精密でコントロールしやすいため、細かい歯の移動が可能

・表側矯正・裏側矯正など、装置の種類を選択できる

 

【メリット】

 

重度の歯並び・噛み合わせにも対応可能

抜歯が必要なケースや強いねじれ、大きくズレた噛み合わせなど、難しい治療にも柔軟に対応しやすい方法です。

 

治療結果の予測がしやすい

長年にわたる豊富な症例データがあり、治療の見通しを立てやすいのが大きなメリットです。

 

自己管理が不要で続けやすい

取り外し式ではないため、装着時間を気にする必要がなく、自己管理の手間がかかりません。

 

【注意点・デメリット】

 

・表側矯正は装置が見えやすく、矯正中に気になる場合がある

・繊維質野菜やお肉類など食べ物が装置に引っかかりやすい

・歯磨きが難しく、むし歯・歯周病リスクが高くなりやすい

・ワイヤーが唇や頬などの粘膜に当たり、痛みが出ることがある

 

ワイヤー矯正は、複雑な歯並びをしっかり整えたい方や自己管理が少ない方法で治療を進めたい方に適した方法です。

 

マウスピース矯正が向いている人

 

・食事の制限をできるだけ軽減したい

・歯並びの乱れが軽度〜中等度の範囲

・毎日の装着時間（20〜22時間）をきちんと守ることができる

・痛みが苦手で、できるだけ負担の少ない治療を選びたい

・写真や動画に映るときの口元が気になる

 

透明で痛みを軽減しやすく、さらに日常生活に自然に溶け込みやすい治療法のため、「矯正中も普段通りの生活をしたい」という方に選ばれている矯正方法です。

 

ワイヤー矯正が向いている人

 

・歯並びの乱れが強い・噛み合わせのズレが大きい

・装着時間などの自己管理が苦手

・的確な歯のコントロールを求める

・抜歯が必要なケース

 

幅広い症例に対応でき、仕上がりの精度が高い点が特徴です。

どちらを選ぶべき？迷ったら歯科医院で診断を

 

「見た目で選ぶとマウスピースにしたいけれど、自分の歯並びに合うのか心配……。」

「ワイヤーはしっかり治ると聞くけれど、仕事中に目立つのは気になる」

と感じている方は多いかもしれませんが、実際は診断してみないと「どちらが良いか」は判断が難しいです。

 

・噛み合わせの状態

・歯の傾き・移動量

・ライフスタイル

・顎の骨格

 

精密検査をした上で、これらを総合的に診断して、より良い治療法を提案します。

 

矯正の種類の特徴を知って自分に合った矯正を選びましょう

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、どちらも優れた治療方法です。

大切なのは、歯並びやライフスタイルに合っているかです。

難しい症例でも確実に治したい方は、ワイヤー矯正で見えにくい治療をしたい場合はマウスピース矯正を選ばれる方が多い傾向がありますが、歯並びによって適用にならない場合もあります。

 

矯正をご希望していて、どちらの矯正が良いか迷っている方は、ルピア歯科医院までお気軽にご相談ください。

 

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