ホワイトニングは痛い?しみる原因と対処法とは

「白い歯には憧れるけど、しみたらどうしよう……。」

「前にホワイトニングをしたとき、歯がしみたことがある。」

 

といった不安を感じている患者さまもいるのではないでしょうか。

痛みの多くは、一時的な刺激によるもので、数時間〜数日で自然におさまることが多いです。

ただし、どんな仕組みでしみるのか、どうすれば予防できるのかを知っておくことで、より安心して治療を受けられます。

 

そこで今回は、ホワイトニングでしみる理由や、歯科医院で行う対処法、セルフケアについて詳しく解説します。

 

どうしてしみるの?知っておきたい3つの理由

ホワイトニング中に感じる“しみる感覚”は、個人差がありますが、冷たいものがキーンとしみる知覚過敏と似たしくみで起こります。

いくつかの要因が重なりますが、特に多い3つをご紹介します。

 

1 薬剤によるエナメル質の一時的な脱水

 

ホワイトニング剤に含まれる 過酸化水素・過酸化尿素 は、歯の内部に浸透して色素を分解します。

その過程でエナメル質が軽く脱水し、一時的に刺激に敏感になることがあります。

・水に触れると少ししみる感じがある

・冷たい空気が当たるとしみる

といった症状が出ることがありますが、多くは数時間〜1日ほどで元に戻ることが多く、一時的なことが多いでしょう。

 

2 象牙質が薄い・露出しているケース

 

歯ぎしりや加齢、強いブラッシングなどでエナメル質が薄くなると、内部の象牙質に刺激が伝わりやすくなります。

そのため、もともと以下のような状態の方はしみやすい傾向があります。

・過去に知覚過敏といわれたことがある

・歯ぐきが下がり、根元が露出している

・普段から冷たいものがしみる

 

このような場合は、事前に知覚過敏のケアを行ってからホワイトニングを始めることで、症状を軽減しやすくなります。

 

3 虫歯・欠け・詰め物の不具合がある場合

 

小さな虫歯や歯の欠けがあると、薬剤の刺激を感じやすくなります。

また、古くなった詰め物の隙間から薬剤が入り込み、痛みにつながることもあります。

ホワイトニングの前に歯科医院で口腔内をチェックしておくことで、しみるリスクを下げ、負担を軽減してホワイトニングを受けられます。

 

ホワイトニング中・直後にしみたときの対処法

ホワイトニングがしみた時の対処法を知っておくことで、スムーズに施術を受けることができます。

 

・フッ素や知覚過敏抑制剤で歯の表面を保護する

ホワイトニング後には、歯科医院で高濃度フッ素知覚過敏抑制剤を塗布することがあります。

高濃度のフッ素は、歯の石灰化を促進し、

これらは歯の表面をコーティングし、刺激が内部に伝わりにくくする効果があるため、しみの緩和に役立ちます。

 

刺激の少ない薬剤へ切り替える

薬剤の濃度が高いほど効果も出やすい反面、しみるリスクも高くなります。

オフィスホワイトニングは、ホワイトニングの回数を抑えて施術することができますが、ホームホワイトニングより濃度が高い薬剤を使用します。

そのため、しみる負担が気になる方はホームホワイトニングで徐々にホワイトニングをすることをおすすめします。

 

施術の間隔を少しあける

短期間で続けてホワイトニングを行うと、歯が敏感な状態になりやすくなります。

ホームホワイトニングの場合には、自分でホワイトニングする日を決めることができるため、数日あけて施術するなど、治療間隔を調整することで症状を軽減することが期待できます。

 

必要に応じて痛み止めを服用する

しみる症状が強い場合には、歯科医師の判断で短期間だけ鎮痛薬を使用することもあります。

ただし、長期間の使用は避け、あくまで一時的なサポートとして活用します。

 

自宅でできる「しみ予防」のセルフケア

普段の生活で少し工夫するだけでも、しみる症状を軽減しやすくなります。

自宅で取り入れられる対策をご紹介します。

 

  • 知覚過敏用の歯磨き粉を活用する

「硝酸カリウム」や「フッ素」が配合された歯磨き粉は、歯の神経への刺激を和らげる働きが期待できます。

ホワイトニングの1週間ほど前から使用しておくと、しみる症状の予防に効果が見込めます。

 

  • ホワイトニング前後24時間は冷たい飲食物を控える

施術後は水分バランスが変化していて、刺激に敏感になりやすいため、氷入りの飲み物やアイス、冷たい風などは知覚過敏を誘発しがちです。

ホワイトニング当日から翌日にかけては、なるべく避けると安心です。

 

  • 強すぎるブラッシングはNG

歯をゴシゴシ磨きすぎると、エナメル質が薄くなり、知覚過敏を悪化させる原因になります。

やわらかめの歯ブラシを使い、軽い力で優しく磨くようにしましょう。

 

不安がある方こそ「ホームホワイトニング」がおすすめ

ホワイトニングでしみる可能性はゼロではありませんが、自宅でゆっくり進められるホームホワイトニングは刺激が少なく、痛みが出にくい方法として多くの方に選ばれる傾向があります。

・以前ホワイトニングで痛みが出た経験がある方

・知覚過敏が気になっている方

・しみやすい体質の方

 

こうした方にも、ホームホワイトニングは段階的に進められるため、負担を抑えて白さを高められるメリットがあります。

「ホワイトニングに興味はあるけれど痛みが不安…」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

患者さまの歯の状態に合わせて、しみにくく、自然な白さを目指せるホームホワイトニングをご提案いたします。

 

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