親知らずの抜歯はどれくらい痛い?腫れの期間と対処法とは
みなさんこんにちは。
函南町の歯医者【ルピア歯科医院】です。
「親知らずを抜くのが怖い……。」
「どれくらい痛むの?どれくらい腫れるの?」
こうした不安を抱えて、なかなか抜歯に踏み出せない方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
局所麻酔をするため、抜歯そのものの痛みは麻酔の感じることは少ないといわれています。
一方で、術後は腫れや違和感が出ることがあり、その程度は歯の生え方や炎症の有無によって数日〜1週間ほど続くケースもあります。
そこで今回は、親知らずの抜歯に伴う痛みや腫れの強さの目安や原因、そして自宅でできる対処法について、ご説明します。
親知らずの抜歯はどれくらい痛いの?

親知らずの抜歯の痛みは個人差がありますが、目安をご紹介します。
抜歯中の痛みは「麻酔」でしっかりカバーされることが多い
親知らずの抜歯というと「治療中に痛いのでは?」と心配されがちですが、麻酔がしっかり効いているため、痛みを感じることは少ないです。
治療中は、歯を押されるような圧力や振動が伝わることはありますが、鋭い痛みを感じることは少ないでしょう。
痛みに不安がある方でも安心して受けられるよう、以下のような配慮を行う歯科医院が増えています。
・表面麻酔で注射針の刺激をやわらげる
・極細の注射針を使用する
・麻酔液を体温に近づけ、注射時の違和感を軽減
・抜歯の難易度に合わせて麻酔の量や方法を調整
このように、治療中の痛みはしっかりコントロールされるため、患者さまの負担を軽減します。
痛みが出やすいのは麻酔が切れた「術後」から
痛みを感じやすくなるのは、治療中ではなく麻酔が切れたあとが多いといわれています。
一般的には、抜歯から3〜6時間ほど経ってから鈍い痛みが生じることがあります。
しかし、多くのケースでは処方された痛み止めでコントロールでき、我慢できないほど強い痛みが長く続くことは少ないです。
腫れや違和感が数日続くことはありますが、適切なケアを行えば徐々に落ち着いていきます。
親知らずの腫れはいつまで続くの?期間の目安と知っておきたいポイント

腫れは徐々に落ち着いてくることが多いですが、目安の期間をご紹介します。
腫れのピークは抜歯後2〜3日
親知らずを抜いたあとは、多くの場合 翌日から3日目 にかけて腫れが強くなる傾向があります。
特に、親知らずが横向きに生えている、骨を削って取り除く必要があるケースでは、通常より腫れが強くなる傾向があります。
腫れが引くまでの一般的な期間
腫れの程度によって、落ち着くまでの期間は次のように変わります。
軽い腫れの場合
2〜3日でほとんど改善
中程度の腫れ
3〜5日で徐々に落ち着くことが多い
難しい抜歯の場合
1週間ほど腫れが残ることもある
腫れが出やすい方や、仕事・イベントなどで顔の状態が気になる方は、あらかじめスケジュールに余裕を持って抜歯日を選ぶと安心です。
痛みや腫れが出やすいケースとは?

親知らずの状態によっては、抜歯後の痛みや腫れが通常より強く出たり、長引いたりすることがあります。
次のようなケースは痛みや腫れが出やすいケースです。
・歯ぐきの下に深く埋まっている
・親知らずが真横に倒れて生えている
・骨を削って取り出す必要がある
・炎症や感染がある状態で抜歯した場合
・抜歯当日に激しい運動や飲酒をした
難しい抜歯の場合は、一般的な抜歯より負担が大きくなりやすくなります。
しかし、適切な処置と術後のケアをしっかり行えば、深刻なトラブルにつながることは少ないので、抜歯後のポイントを押さえましょう。
自宅でできる痛み・腫れの対処法
腫れが出た場合に、自宅でできる対処法をご紹介します。
・頬から冷たいタオルで冷やす
タオルに包んだ保冷剤で優しく冷やすと、炎症を抑える効果が見込めます。
ただし、氷を直接当てすぎると逆効果になることがあるため注意が必要です。
・血行が良くなることを避ける
以下の行動は腫れや痛みを悪化させやすいので、抜歯当日は控えましょう。
激しい運動
飲酒
長時間の入浴
熱い食べ物・飲み物
・口を強くゆすがない
傷口にできる血のかさぶた(血餅)は治癒のために非常に重要です。
これが剝がれると「ドライソケット」という強い痛みが出る状態につながるため、強いうがいは避けましょう。
傷口が落ち着くまで、優しくうがいをするようにしましょう。
受診が必要となる症状の目安

抜歯後、次のような症状がみられる場合は、早めに歯科医院で診察を受けることをおすすめします。
・強い痛みが3日以上続いている
・口が開けにくくなり、徐々に悪化している
・口の中から嫌なにおいがする
・発熱が見られる
・出血が長時間止まらない
不安に感じたときは、我慢せずに歯科医院へ相談しましょう。
早めの対応が、トラブルを防ぎ、治りをスムーズにしてくれます。
親知らずの抜歯は「術後の対応」で痛みを軽減
親知らずの抜歯は、麻酔がしっかり効いているため、治療中に強い痛みを感じることは少ないです。
術後の腫れは2〜3日をピークに、正しいケアを行えば時間とともに落ち着いていきます。
安心して抜歯を進めるために大切なのは、術後の注意点を守って過ごすこと、気になる症状があれば早めに相談することがポイントです。
術後のケアを丁寧に行えば、親知らずの抜歯は思っているよりもスムーズに進めやすくなります。
不安な点があれば、ルピア歯科医院までお気軽にご相談ください。
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